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ブログ29 海の話

ブログ29 海の話

今年の梅雨は、本当に長く、いつまでもジメジメと雨が続きました。

肌寒かったり蒸し暑かったりを繰り返す気候に、私の周りでは体調を崩された方が大変多かったです。

昨年の夏は異常なほどの暑さでしたが、今年の夏はどんな夏になるでしょう。

夏本番を乗り切る為にも、バランスの取れた食事と十分な睡眠を取り、体調管理に気をつけて過ごしたいと思います。

さて夏といえば海やプールですね。

私は海を眺めることが大好きなので、ドライブがてら一人でも出かけることが多いです。

車を停めてぼんやりと眺めていますと、カフェでくつろぐ人、海や砂浜で遊ぶ子どもたち、サイクリングする人、サーフィンしたり、釣りをしたりと、海には本当にたくさんの人たちの笑顔があふれています。

それぞれ自由に楽しんでいる姿を見ていると、「なんて素敵な時間なのだろう!」と幸せな気持ちにさせてくれるのです。

 

そんな素敵な海なのですが、危険と隣り合わせの場所でもあります。皆さんも海でヒヤッとなさったことがおありかもしれません。

今回は私が実際に海で起きたヒヤっとしたお話をしたいと思います。

 

その1:海沿いの道路は怖い

海沿いの道路には歩道がなく、狭いところが少なくありません。それで、海水浴シーズンには海に向かって、また海から駅へと歩く人たちの列が大幅に車道にはみ出してしまうことがあるのです。そこを車が無理やり通ろうとして、人が接触してしまいそうになる場面はよく見かけるものです。実際、私も車のミラーが腕にぶつかったことがありました。大きなケガはしませんでしたが、本来車が通る道にはみ出していたのですから、私のほうが悪かったと反省しました。

また、海沿いの大通りをドライブしているときには、横断歩道ではないところで道路を渡っていく人たちもよく見かけます。信号まで行くと遠回りになるとか、まっすぐ海の家に向かいたいとか、理由はあるのでしょうが、これは本当に数え切れないほど遭遇します。「みんなで渡れば怖くない」とばかり、団体で横切られると、それが原因で渋滞もできてしまいます。また、車は歩行者が考えているよりずっと速く動くし、すぐには止まれません。車道を横切ることは大変危険なのです。

特にお子さん連れの時には、少々遠回りでも、信号や歩道橋のあるところで横断するようにしましょう。

 

その2:迷子は怖い

迷子というと、幼いお子さんを想像するかもしれませんが、小さい子だけが迷子になるのではありません。大人は万が一の時には連絡手段を持っているので、なんとか巡り会えるかもしれませんが、携帯電話などを持っていない子どもは年齢問わず迷子になる可能性が高いのです。

子どもは一瞬でいなくなります・・・私の息子も小学校高学年のとき、ちょっと目を離したスキに目の前からいなくなりました。幸いすぐに見つけることができたのですが、私がパニックになってしまい冷静に探すことができませんでした。

それ以来、海だけでなく、人混みに行く前には

・目立つ服や帽子を身に着ける

・(小さな子の場合には)迷子札を首からさげる

・はぐれた際の待ち合わせ場所を必ず決める

・困ったら周りの人に声をかけて助けてもらう

など、必ず行きの車の中で復唱しながら確認するようにしました。それで、息子本人も気をつけようと考えながら動くようになったと思います。

 

その3:大人も溺れます

幸い、子どもたちが海に入る際は注意深く見守るように気をつけていたため、今まで子どもたちが溺れてしまったということはありません。そして、私は泳ぐことが得意でしたので、『溺れる』という言葉は自分には無縁だと思っておりました。

しかし、あろうことか、大人の私が、泳ぎの得意な私が、大きな波に巻き込まれて溺れたのです。浮き輪で遊ぶ子供たちと穏やかな波を楽しんでいたはずなのに、一瞬にして引き離され、波に呑まれてしまいました。大きな波といっても、注意報や警報が出ていたわけではありません。穏やかな海の中でのちょっと大きめの波でも、コントロールを失うこともあるのだと知り、本当に誰でも溺れる可能性があるのだ!ということを実感いたしました。

このように書き出してみると、改めてヒヤっとします。私個人でもこのくらいの「ヒヤリ」は経験しているのですから、どなたも経験されているかも知れませんし、これから遭遇されることもあるかもしれません。

お休みに遊びに行くのですから、楽しくてテンションも上がります。それで、平常時には思いもつかないような行動をとってしまうこともあるかもしれません。

海に限ったことではありませんが、夏休みのレジャーでは、事前に予測できる危険は排除し、周りの方に迷惑にならないように、環境を汚さないように、互いを思いやりながら行動したいものです。どうぞ、楽しい夏をお過ごし下さい。

私も思い切り夏を楽しみたいと思います。

協会認定マナー講師 三宅美紗子

息子にマナーについて答えられなかった事をきっかけに、マナーを学びたいと思うようになりました。常に思いやりの心を持てる人でありたい、思いやりの輪を広げていきたいと思い受講いたしました。