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ブログ7 感動する手紙 「達筆な手紙」

ブログ7 感動する手紙 「達筆な手紙」

前回は手紙を書くときに使う筆記用具について、書かせて頂きました。

 

私は以前、戦国武将が書いた手紙を展示した展覧会に行ったことがあります。

武将たちが使った筆記用具は、もちろん「筆」。

徳川家康、豊臣秀吉など、教科書で見た有名な武将の直筆は、

勢いがあり、わくわくさせてくれるものがありました。

「達筆」という言葉を辞書で調べると、勢いのある筆づかいとあります。

武将たちが書いた文字は、まさに勢いに満ちたものだったのです。

 

数百年も経っているのに、直筆の手紙が残っていること、

そしてそれを実際に見ることができるというのは、

本当に感動です。

皆さんも近くで展覧会がある時はぜひお出かけください。

そして、あの勢いのある筆づかいを見ていただきたいと思います。

 

正式な手紙には、定まった形式があります。

 

そして、その形式というものが、

手紙を書くハードルを上げているように思えます。

 

定まった形式にのっとっていれば、

礼儀を大きく欠くことがないので、

ある意味「ラク」だとも思うのですが、

書き慣れない方には、

「いろいろ面倒だ」と感じさせてしまうのでしょう。

 

でも、直筆が持つ温かさ、

そこに込められた「思い」のようなものは、

形式を超えて伝わるものがあると思います。

 

数百年前の武将達の手紙が、

私たちを感動させるように。

 

長い文章でなくてもかまわないのです。

上手でなくても思いは伝わります。

「勢いのある文字」でお手紙を書いてみませんか?

認定マナー講師 森広史栄

歳を重ねていく中で、過去に教わったことが日々の生活の中で出来ているつもりが意外と思い違いだったと気づく事があり、もう一度しっかりとおさらいしておきたい、そして子どもたちと一緒に成長していきたいという想いから養成講座を受講しました。