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ブログ2 食欲の秋 「ぶどう狩り」

ブログ2 食欲の秋 「ぶどう狩り」

前回は、「スポーツの秋」ということから“運動会の場所取り”をテーマに書かせていただきました。いかがでしたでしょうか?

2回目となる今回は、「食欲の秋」でもありますから“味覚狩りのマナー”について考えてみたいと思います。

秋は、新米、サンマ、松茸、柿、栗、サツマイモ・・・と、お店に並ぶ食材を見ているだけでも心が躍りますね。また、お店で購入するだけでなく、実際に農園等に足を運び、果物やお米、サツマイモなどを収穫し、新鮮なうちにいただくというのも秋を味わう楽しみのひとつでもあります。

 

以前、家族でぶどう狩りに出かけた時、収穫を始める前に、農園の方が注意事項を一つひとつていねいに伝えてくださっていました。しかし、中には「一刻も早く味覚狩りを始めたい」と気もそぞろで、ほとんど聞いていない方たちも。家族で、友だち同士で、日常から離れた場所にいるという開放感もあったのでしょう、ワイワイと騒ぐばかりで注意事項など耳に入らない様子でした。

他人事ながら、「この方たちは大丈夫かなぁ?」と気にしていましたら、さっそく「木が傷むので、絶対にこれだけはしないでください」と言われていたやり方をして、農園の方から注意を受けていました。

私たちがその農園を利用させて頂くのはたった一日のことですが、農家の方たちは毎日毎日農園の手入れをして、おいしい作物が実るように管理していらっしゃいます。私たちがワイワイと楽しく収穫し、おいしくいただけば、農家の方たちも喜んでくださるでしょう。でも、最低限「これだけはしないでください」と言われたことは、家族で、仲間うちで、しっかりと確認しあっておきましょう。

また、次のこともマナーとして心に留めておくことをおすすめします。

  • 農園の方が丹精を込めて育ててくださったことに感謝をしながら、収穫させていただく
  • 植物も生きています。収穫の際には、力まかせに引っ張ったりせずに、ていねいに扱う
  • 収穫するのは、そのときに食べられる分だけ(または、決められた分だけ)にする
  • おいしい部分だけ食べて、まだ食べられる部分を残したり、捨てたりしない
  • ゴミはゴミ袋に入れ、指定された場所に捨てる(または、持ち帰る)。

今回は、味覚狩りのマナーについて考えてみましたが、どんな場所でも、周囲の人への配慮を忘れず、お互いに気持ちよく過ごせるようにしたいですね。

さて、次回は「芸術の秋」をテーマにマナーについて考えてみたいと思います。

協会認定マナー講師 原田かおり

私は「子供自身が自分の優しさに気づき、思いやり・感謝・尊敬の気持ちで行うマナーズを身につけておくことが大切である」という協会の思いに共感し、少しでもこの活動に貢献したいという気持ちから、養成講座を受講しました。