さつきさんの子育てレポート第3回
さつきさんの子育てレポート第3回
2歳のはるくんと1歳のすみれちゃんのママ「さつきさん」の子育て奮闘記。
どうしたら、おもいやりのある子に育つのか。
「おもいやり」という視点で、客観的にみて報告して下さっています。
今年9月から仕事に復帰された、さつきさん。
秋の報告レポートをお届けいただきました。
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~子育てレポート(秋)~
はるは2歳9ヶ月、すみれは1歳5ヶ月になりました。
私の仕事復帰に伴い、子どもたちは夏から保育所に通い始めました。
お友達の影響もあるのでしょうか。はるは最近ぐんと言葉が増えました。
「パパ、ママ」から始まり、 「おっきい、ちっちゃい」 「ちょっと あちち(熱い)」 など
単語や動詞が2つ並ぶようになりました。
すみれも、「パパ、ママ」 「はい!」 「ねんね」 など言葉が出始め、
子どもたちとの会話は、ますます楽しいものになってきました。
家ではおもちゃの取り合いでケンカばかりの二人ですが、
保育所では、それぞれのお教室から庭に出ると、
いつも一緒にお砂場遊びをしている、仲良しきょうだいです。
そんな二人の最近の、「成長」を感じた場面をお伝えします。
*パパへの思いやり
朝早く起きてきて、音楽が流れるおもちゃで遊び始めたすみれ。
すると、はるが 「(音が)おっきい~」 「パパ ねんね」 とすみれに言い聞かせています。
「パパはまだねんねしてるよ。大きい音を出すと寝られなくてかわいそうだから、小さい音で聴こうね」
以前はるが、早朝CDで音楽をかけはじめたときに私が言ったことを覚えていたんですね。
どうして大きい音を出してはいけないか、自分なりの言葉で理由を説明しているはるの姿を見て、
何かを注意する時、きちんと理由を話してあげることの大切さを改めて感じた出来事でした。
忙しくしていると、「〇〇しちゃダメ!」と言うだけで注意した気になってしまいがちですが、
きちんと子どもと向き合って、丁寧に教えてあげられるように心がけていきたいです。
*お箸の置き方
はるが家族のお箸をテーブルに置くとき、持つ方を右に置けるようになりました。
お箸を持つ手で取りやすいように置くことが、わかってきたようです。
*お辞儀でごあいさつ
「こんにちは」、「ありがとう」、「ごめんなさい」などの言葉はまだ出てこないはるですが、
それらの言葉を言いたいときに、頭を下げて、お辞儀で伝えられるようになりました。
今までは恥ずかしがってできなかったことが、できるようになってきました。
「はい!」のお返事も、大きな声でいいお返事です。
*すみれもお手伝い
お手伝いができた達成感と、感謝されることに喜びを感じている様子のすみれ。
こんなお手伝いをしてくれるようになりました。
・洗濯バサミがついたピンチハンガーを所定のかごに片づける
・食べ終えた食器を、流し台にいる母まで運ぶ
・テーブルの上を布巾で拭く(実際には、テーブルの一部を布巾で撫でている感じですが…)
お手伝いをしてくれた時には、「ありがとう!助かったよ!」の声かけを忘れないようにしています。
***親として…***
お返事をするとき。
はるもすみれも、いつも元気に、大きな声で 「はいっ!」
気持ちのいいお返事です。
名前を呼ばれたとき、何かを頼まれたとき、答えるとき、
自分はこんなに気持ちのいい返事をできているかな。。
子どもの素直で元気なお返事に、わが身を振り返り、その大切さを教えられます。
「ママ」が言えるようになった子どもたち。
毎日「ママ」の連発です。
ママ~!!(積み木ができたよ!)
ママ~!!(ズボンが上手にはけないよ~)
ママ~!!(好きなおかずがなくなっちゃったよ~)
ママ~!!(呼んでみただけだよ)
本当はすべてに応えてあげたいけれど、
手が回らずに「ちょっと待って~!!」を連発してしまう自分を反省。。
生まれてから、「ママ」が言えるようになるまでの間も、
言葉にならない声でこんなに私のことを呼んでくれていたんだな…
その健気さと、母として私を必要としてくれている子どもたちの気持ちを思い、
子どもの寝顔をみつめながら、胸がきゅんとしてしまう今日この頃です。
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小さな子にも理由を話すことが大切なのですね。
心があたたまるレポートを有り難うございます。
子育て中のママたちは、毎日このような光景が繰り広げられていることでしょう。
ただ、お子さんの「おもいやりを伸ばす瞬間」を見逃してしまうことがあります。
毎日の可愛い瞬間を後々まで覚えておくために、さつきさんのように文字にして
おくことをおすすめいたします。
また、冬のレポートもお楽しみに。