さつきさんの育児レポート(夏)第2回
さつきさんの育児レポート(夏)第2回
さつきさんの育児シリーズ第2弾
子どもは、どのような過程を経て思いやりを育んでいくのか。
現在2歳の男の子「はる」くんと1歳の女の子「すみれ」ちゃんの
お母さん「さつきさん」の実践レポートを通して、思いやりのある子に
育てるための知恵を共有して行きたいと考えております。
前回に引き続き
~子育てレポート(夏)~
はるは2歳4ヶ月、すみれはちょうど1歳になりました。
「イヤイヤ期」とも言われる2歳。
最近のはるは、思い通りにならないと物を投げたり、大泣きしたり、すみれとケンカしては、すみれの頭を叩いたり
(それでも本人なりに手加減している様子…)、気持ちも身体もぐんぐん成長している感じです。
そんなはるの最近の「やさしさ」や「成長」がみられた場面をお知らせします。
*妹の面倒をみる
・車の中で寝てしまったすみれに、気づくとタオルをかけてあげていました。
親よりも早い対応にこちらがびっくり!
・すみれが布団でお昼寝しはじめると、はるは、うちわを持ってきてパタパタ。そのあとタオルケットをかけてあげました。
いつも親がやることを見ているのですね。
「はる、ありがとう!暑いから扇いでくれたんだね。風が気持ちよくて、すみれちゃんよく眠れるね」と声をかけました。
・お外に行くときには、自分と妹の靴を。お水を飲むときには、自分と妹のコップを。常にペアで用意するはるです。
*お手伝い
・ホットケーキや卵料理を作るとき、卵を割る、菜箸で混ぜるなどのお手伝いをしてくれます。
お手伝いしてできた料理はよく食べます!
そして、家族が「はるくんが作ったホットケーキおいしいね~!」、「作ってくれてありがとう!」と声をかけると、
嬉しそうにしています。
時間にゆとりがないとなかなかできないのですが、多少汚れたりしても、どんどんお手伝いをしてもらおうと思っています。
・毎週届く食材の宅配サービス。
配達のお兄さんに注文書を渡して、新しい注文書を受けとるのがはるの仕事です。
このお兄さん、とてもいい声かけをしてくれます!
はるが玄関まで行くと、
「おはよう!今日もお手伝いしてくれるのかな?じゃあ、それ(注文書)をもらおうかな!」
「じゃあ、今度はこれ(新しい注文書)をお願いします!」
さらに帰り際には、「今日もお手伝いどうもありがとう!」
はるは、達成感と感謝された嬉しさでニコニコ顔。
親や家族以外の人からの誉め言葉は、時に親以上に子どもを伸ばすものなのかもしれないと、毎週お兄さんに感謝しています。
・みんなにお箸を配る
祖父母の家に遊びに行くと、箸立てにある箸を一膳ずつ取って、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃんに
それぞれお箸を手渡します。
教えていなくても、どの箸が誰のものか覚えているんですね。
相手のことを思って行動する。
それを笑顔で感謝されることが、自分の喜びになる。
子どもも大人も同じですね。
***親として…***
「しつけ」や「教える」ということは、とても根気のいることだと感じています。
それでもなぜ「しつけ」をするのかを考えたとき、それはやはり、子どもが思いやりをもって、周りの人たちと仲良く、幸せな人生を歩ん でほしいと願うからなのだと思います。
何かを教えるときには、子どもが納得のいく「それをする理由」を話してあげることが大切なのだとも感じています。
母親2年生の私も、あれこれ試し、失敗しながらも、日々奮闘中です!
ちなみに、1歳になったすみれ。
手を合わせられるようになりました。
「いただきます」
「ごちちそうさま」
仏壇や神社で「のんのん」
だんだんと意味を伝えていけたらと思っています。