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さつきさんの子育てレポート 第1回

さつきさんの子育てレポート 第1回

お子さんをお持ちの方は、わが子には思いやりのある優しい子に
育ってほしいと願っていることと思います。

マナーは、思いやりが基になっていますので、思いやりと
しつけについて、いっしょに考えて行きたいと思っております。

人は、いったい何歳くらいから思いやりを持てるように
なるのでしょう。

私の知る限りでは、2才になると人の行動を観察して
何かしてあげたいという気持ちの行動が取るようです。
おかあさんが、家の中で素足でいると、ヨチヨチ歩きで
スリッパを持ってきてくれたという経験をお持ちの方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

知人の「さつきさん」もそういう経験のある
2人の子のおかあさんです。
上の子が、ちょうど2才の男の子「はる君」、
下の子が、9ヶ月になる女の子「すみれちゃん」。

「さつきさん」には、はる君とすみれちゃんが、
何らかの思いやりとわかる行動が取れた時には、
できるだけ褒めてくださいとお願いしました。

定期的にはる君とすみれちゃんの様子を知らせて
いただいて、しつけについて一緒に考えて
いただくきっかけになればと願っております。

個人差はあると思いますが、自発的に行動し、
それを褒められると、子どもはどうなるのか。
今後、「さつきさんの子育てレポート」として
ご紹介させていただきます。
皆で「はる君とすみれちゃん」の成長を
見守って行きましょう。

では、第一回のレポートです。

*玄関で脱いだ靴をそろえる

*おもちゃのお片付け
「お片付けしよう!」だけだとなかなかできません。
でも、おもちゃを擬人化させて話すとすすんでやります。
例えば、「積み木さんが一人でさみしいって言ってるよ。
みんなと一緒におもちゃ箱に入りたいって」、
「絵本さんももう眠いんだって。絵本さんのお家に入れてあげようね」といった感じです。

これは、ある本で「子どもはモノでも自然でも、みんな心をもっていると思っている」
ということを読んで始めてみました。

「一人ではさみしいからみんなと一緒にしてあげる」という、
相手の気持ちを考えて動くということが、小さな子どものうちからできることに感動します。
ちなみにこのお片付けは主人の方が得意で、いつも「○○さんがね…」と根気強く一緒にお片付けしています。

*食器の後片付け
食べ終わると自分のお皿を台所まで運びます。家族がやると自分もお手伝いしたくなるようです。

*洗濯物を洗濯バサミからはずし、洗濯バサミをしまいに行く
一つしまって戻ってくる度、拍手をして「ありがとう!助かるよ!」と声をかけます。喜んでやってくれます。

*妹のお世話
・すみれが離乳食を食べていると、スプーンを持って食べさせようとしたり、
お皿をすみれに近づけて準備をしたりします。
その時には一緒にスプーンを持ち、「お兄ちゃんが食べさせてくれるって!」とすみれの口元まで運びます。

・すみれの靴下が脱げていると拾ってきて、はかせようとします。自分でもまだ靴下がはけないので、
はかせられないのですが、なんとも微笑ましい光景です。
「寒いからはかせてくれようとしたんだね。ありがとう」などと声をかけています。

***親として…***

少し前のことですが、「はる」がつまらなそうな顔で、不満げにしていることが何日か続きました。
ストレスがたまっている様子でした。
考えてみると、「すみれ」に顔や髪をつかまれても、「すみれ」の手を振り払おうとせず
じっと耐えていることが多く、「妹にはやさしくしなくちゃいけない」と我慢しているのかもしれない…と反省。

「はる」と二人だけのときに話しました。
「いつもすみれちゃんにやさしくしてくれてありがとう。
すみれちゃんはまだ赤ちゃんでわからないことがいっぱいあるんだよね。」
「はるちゃんがいつも我慢してくれてるの知ってるよ。やさしいお兄ちゃんでお母さんとっても嬉しいよ。
でも痛いときは痛いからやめてって言っていいんだよ。もっと甘えていいんだよ。いつもありがとね」

すると、心から溢れてくるような嬉しそうな顔で私を見て、それからすごく満足げな様子でいい顔をして遊んでいました。

「はる」はまだしゃべらないので、だからこそ余計に、気持ちを代弁してあげることや、
「あなたの気持ちわかっているよ」というメッセージを伝えることがいかに大切なことか、
身をもって感じた出来事でした。

最近の様子を思いつくままに書かせていただきました。
2歳になり、自己主張も強くなってきて、泣いたり暴れたり、色々ありますが、できることもたくさん増えました。
私は日々子どもに気づかせてもらいながら、反省しながら、子どもと一緒に歩む毎日です。

あまりよく撮れていないのですが、洗濯物をはずすはるの写真を添付いたします。

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さつきさん有り難うございます。お二人の成長を楽しみしています。
これからもよろしくお願いいたします。