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ブログ5 心が温まる手紙「まずは年賀状を書きませんか」

ブログ5 心が温まる手紙「まずは年賀状を書きませんか」

皆さんはアーノルド・ローベル作「ふたりはともだち」の「おてがみ」という物語をご存じでしょうか。

 

「一度も手紙をもらったことがない」と言う 親友・がまくんの話を聞いたかえるくんが、心を込めたお手紙を書き、がまくんの元に届けるというお話しです。心のこもったお手紙をもらったがまくんの気持ち、親友のことを思いながらお手紙を綴ったかえるくんの気持ち、どちらを思っても、心が温かくなります。

このように、手紙は用件だけでなく心も伝える大事な手段です。皆さんは最近、誰かにお手紙を書いたことがありますか?

 

今年も残すところ二ヶ月を切りました。最近はSNSやメールで済ませる方も多いようですが、少しだけ手間と時間をかけて、年賀状を書いてみるのはいかかがでしょう? 一から手紙を書くよりはハードルが低いのではないかと思います。

元旦の「旦」を辞書で調べてみると、日(太陽)が一(地)の上にあらわれるころと書かれています。つまり元旦とは「一月一日の朝」という意味です。初日の出を拝んだ経験がある人は、大変美しく、心が洗われると同時に「今年もがんばるぞ!」という気持ちになったのではないでしょうか。そんな日に届く年賀状は頂く方にとってもうれしいものです。

 

年賀状を送る時期の目安は、1月1日(元旦)から1月7日(松の内)とされています。この間に届けばマナー違反にはなりませんが、元旦に相手に届くようにするには、郵便局が推奨する12月25日までに投函するといいでしょう。

 

年賀状の裏面には、賀詞(新年を祝うことば)を大きめの字で書きます。目上の方には4文字の賀詞(謹賀新年など)、友人には1文字(など)や2文字(初春など)、または文章の賀詞(あけましておめでとうございます など)がよいでしょう。おめでたいイラストも入れるといいですね。

最近はパソコンとプリンタで手軽にオリジナルの年賀状を作ることができますが、手書きでちょっとしたコメントを添えると、ぐっと気持ちのこもったものになります。

 

あて名はハガキの中心に大きめに書くようにします。名前の下には「様」を付けるのが一般的で、複数の連名にするときには、それぞれに「様」を付けるようにします。お相手が指導を受けている方の場合には「先生」としてもいいでしょう。裏面のデザインが横向きであればあて名もあわせて横書きにしますが、正式には表裏とも縦書きです。

 

「平成三十一年 元旦」と書いた平成最後の年賀状を、大切な方に送ってみてはいかがでしょうか。

協会認定マナー講師 森広史栄